atsu-papa

　今日はとうとう一瞬とはいえ日経平均株価が7500円を割り込んだですよ。バブル崩壊の時の最安値を更新したという事では「記録的」だとは思うですが、むしろマスコミが「景気悪化に伴う需要減」「急激な円高」「世界的な株安」を背景に良くない夢を見せようとしてるきらいがあるです。でも、これはすぐに覚めるんじゃないですか。
　景気悪化に伴う需要減って言うのは何の需要ですかね。むしろ円が高くなってるですから輸入品は安くなるですよ。景気の後退感は昨日今日始まったものでもないし、むしろ景気刺激策が必要だって言う認識は総選挙モードも手伝って国民みんなが一致してる。
　それに大手企業のなかには持ち株の資産評価が決算に反映される事から株価を異常に気にする面があるです。ただし、含み資産として持っている株なので何も投機してる訳じゃないです。時価評価されると決算書には反映するですが、むしろ、持ち株企業の本来的な価値への影響は薄いですよし、元はといえばその会社が「どういう社会的な使命を果たしているか」であるとか「将来的に有望な事業に取り組んでいるか」って言うところで株主になる人たちが居るですから一時的な株安に一喜一憂する話ではないです。
　時価評価って言うのは解るですが、PAPAは未だに発生主義で会計するんだったら換金したときの評価でも良いのかなって思うです。
　それにです、世界的な株安ですが日本の会社は環境には恵まれているですよ。恵まれすぎてるから中にはゾンビみたいな会社まであるです。上場企業には倫理が必要ですが、果たしてそこの欠如がある会社でも上場を維持してる。今だったら、実際の評価に見合わせて株が安いのですからむしろ買い時です。よその国から良からぬ投資家が紛れ込んで市場をみだすですが、むしろここは腰を落ち着けて底値で「買い」の局面だと思うですよ。
　何より今の日本の恵まれているのは政府や金融・保険がこぞって日本の金融危機時代のトラウマになってるところです。無策というより、萎縮して何もできない状態です。むしろこの人たちが米国なんぞに踊らされないことは大きな国益につながるですよ。
　まぁまぁ株価が記録作ったくらいでは驚かないですよ。
　一時期190円台にあったガソリンだって、今は140円台まで戻ったじゃないですか。今からいろんな物が安くなるです。むしろそのときに浮かれてしまうことの方が恐ろしいことです。