atsu-papa

フカヒレのみかじめ

 長崎県立長崎鶴洋高校の航海実習船の乗組員らが、「マグロ漁実習中に針にかかったサメのヒレを業者に売却していた」と騒ぎになってるですよ。要するに、教育委員会としては実習中の獲物は県の収入にしろって事ね。そうすれば教育委員会にも余録があるですよ。もちろんマグロの漁獲はこれまでも長崎県の収入に充ててきた訳ですよ。
 それも大金だったらいざ知らず、指導教員と船員ら“山分け”分って年間約50万円、24人の実習生だけで分けたって2万円程度でしょ。実習だったら、そのくらいの余録があっても良いんじゃぁないですか。県の教育委員会の会議なんかわざわざお昼時に開催して結構豪華な幕の内弁当食ってるじゃないですか。あれ、食料費でしょ。あれの方が大きいですよ。あの手の食料費全部あわせたら、フカヒレ代金どころじゃない。
 それに、普通の民間企業では「お弁当付き」は夜の怪しい接待の時の話で、幕の内弁当は自腹で食べるです。PAPAもその手の委員に名前を連ねさせていただいた経験があるですが、お弁当が出るたびに後ろめたくなってたです。おまけに決算や監査のたびに、自分が悪いことに加担しているという懺悔の念を禁じ得なかったですよ。
 去年の実習では代金の一部は生徒のジュース代に充て、残りを山分けしたんだそうだけど、「三十数年前から慣習的に行われていた」1人約2万円の「お疲れさん手当」を上納しろっていう話は、やくざのみかじめ料取り立てよりも厳しい様な気がするです。

atsu-papaの投稿(12:22:00-2007-02-21) - カテゴリ: Main

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