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atsu-papa
2006-11-20
困惑
沖縄の県知事選、仲井真さんが糸数さんに勝っちゃった。地元財界にもパイプあるし、沖電の会長さんだから、中央にもパイプがある。基地問題が争点といえば争点で、即座に国外へと訴えた糸数さんの主張には、「彼女の任期中に実現できないかも。」という至極当然の想定が成り立つし、直近の政策では現職知事の踏襲を主張した仲井真さんの方に現実味がある。どうあれ首長の直接選挙だから、沖縄県民の選択だよね。
首長といえば福岡では現職市長の山崎さんが新人吉田さんに2万票差で敗れちゃった。投票率が10%近くあがって、新人5名が乱立したわけだから圧倒的に現職かと思ったら、オリンピック誘致に使ったお金と有料化されて高くなった収集用ゴミ袋がかぶっちゃった主婦が多かったのか、1万世帯あるいはそれ以上ある市職員に厳しくしつけをしすぎたのか、よりによって終盤になって自民党が公認だして足を引っ張ったのか、とにかく「届かない」というより「自爆してひっくり返った」てな感じかな?でも、どうあれ、福岡市民の選択だ。
来年の統一地方選挙に向けてどうも政党色が濃い話が多いのだけど、そもそも地方政治に中央の政党色吹かせること自体ナンセンス。地方分権だの地域主権だのを叫びながら、中央政治の票田としか見てないからおかしなことが起きる。国会議員だけが議員じゃないし、よしんばその国会議員も日曜日のTVで見てるとかなりレベルの低いかたがたも少なくない。ありゃぁ地方の市議会議員、町議会議員、村議会議員とそれを束ねる県議会議員におんぶに抱っこしないと当選は無理だよねって充分に見て取れる。その見返りに・・・なんてことになるから地方分権だの地域主権だの言っても永遠に来ない。
地域主権を進めると地域格差につながるって散々言いながら、これだけの格差社会にしたんだから、そろそろ中央政党の党利党略を地方に反映するのやめにしません。それ以上に国民が賢明にならなきゃなんだけど、国民が賢明になったら選ぶ候補者がいないってことにもなりかねないしね。困ったもんだ。