atsu-papa

2006-11-28

踏み絵ばやり

 NATO(北大西洋条約機構理事会)が来年1月に安倍晋三首相に北大西洋理事会(NAC)での演説することを要請するらしいですよ。何でNATOで日本がって話だと思いません。当然前例もない。
 日本にしてみれば国連の常任理事国入りやら北朝鮮による拉致問題に対する理解の浸透なんかもあるから当然むげにもできないんだろうけど、6ヶ国協議の進捗にも影響出るですよ。
 NATOにしてみれば東アジアの遠い国々で中東並みの慌しさがあるのを懸念してって所かと思うけど、安倍首相にしてみれば北朝鮮のミサイル発射やら核実験に触れるし、それを支持するロシアの東アジアでの動向、あるいは中国の軍事力増強に触れざるを得ないわけでしょ、含みを持たせた日本的表現が欧米人にどう伝わるやら。一方でロシア、中国にしてみれば曲解してでも揚げ足取りたい事にはなりゃしない?
 復党問題くらいなら幹事長一任でなるようになれ!って事もありだろうけど、国際問題で米国、ブッシュがあの体たらくで、ブッシュ・安倍もそれほどそりが合う様でもなさそうだから、やりそこなうと援護射撃もないですよ。
 最後は人道的な部分で拉致問題にも触れたいけれど、あんまり強調するとアムネスティでも問題にされてる中国は一層北朝鮮よりになって核問題にたどり着くはずの6ヶ国協議が難航するかもですよ。そのさなかにロシアの暗殺疑惑。ロシアも渦中の国なんだぁ。
 たった、欧州歴訪中の一幕に過ぎない話が、場面が場面だけにやけに重たいです。
 それを除けば楽しい楽しいヨーロッパかもしれないけれど・・・。

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