atsu-papa

2006-12-25

鳥取の賢者に賛同

 鳥取県の片山善博県知事が三選不出馬を表明したけれど、もっともなことですよ。PAPAはこのブログでもよく書いてるように、地方議員と首長は兼職ができればそれに越したことはないと思っているですよ。もちろん首長の兼職という表現は若干語弊があるのだけれどもっぱら役人上がりや政治を職業にしてきた人ではない方が望ましいって事ですよ。そういう意味で片山知事の賢明な意思表示は評価に値するです。むしろ、次回一期おいて立候補されて、次期知事殿の評価を県民ができるようになればベストですよ。
 地方議員レベルだったら、三選は不出馬を原則にして一期おいての出馬をするようになることが良いように思うです。在野で客観的な政策の評価をすることがいかに重要かって事です。
 日本でこんな事言うとただの評論めいてとられがちだけど、先進国ではむしろこれってスタンダードで政治を職業にしながら世襲を繰り返す日本のシステムの方が異常なんです。
 日本の場合既得権について権力者ほど執着が強いですよ。執着するって事は公私混同なんです。一番いい例が市町村合併で当面の地方交付税にたかった全国の行政体で、職員並びに議員の報酬を最低のところにあわせた例はどこかにありました?少なくとも数年後に行政サービスの公平性を確保するときに財政がひっ迫する事がわかっていてもとりあえずは一番高いところにあわせるか、百歩譲った場合でも平均化した上で、既得額が上待った場合に下げたところはなかったでしょ。役人だけじゃないですよ。恥ずかしながら、公に対する謙虚さが非常に薄いのが今の日本です。悪く言うと食い物にする。官民こぞってあるまじきは正して我々の後世に渡していくべきだと思うですがいかがでしょう。
 それでも片山知事の退職金、結構な額になるんですよね。返しなさいって言ってるわけではないですよ。鳥取県の方々が評価する事ですから、とやかく言う気はないです。お金は余ってるんですから。
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