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atsu-papa
2013-06-13
自惚れ連中の五十歩百歩
エドワード・スノーデンって言う若い元CIA職員の暴露が大騒動になっているです。Apple、Facebook、Microsoft、Google、Yahoo!、Skype、YouTube、AOL、PalTalk と言った米大手IT企業のサーバーに直接アクセスするPRISM と言うプログラムが存在して、アメリカ国家安全保障局(NSA)とアメリカ連邦捜査局(FBI)が情報収集しているそうですよ。
NSAが通信キャリア大手のVerizonのすべての通信記録も公式に収集しているそうですが、そう言えばiPhoneの通話も何故かAppleのサーバーに残るようになっている話がまことしやかに流れた事があったですが、それもこの情報収集の一環だったと考えるとつじつまがあうですよ。
オバマは「2006年の議会で既に承認されており、テロ対策のためだ。」って言ってるですが、テロ対策のためだったら何でもありとは行かないです。
もっとも習近平とオバマの会談でサイバー攻撃のことを話し合って、中国に「検閲もほどほどにしろ。」って言った直後に元CIA職員がこの事件をリークして、その当人は中国領の香港にいるって言うですから、どこまでが現実で、どこからがフィクションなのかちっとも判らないです。
大統領もこのことを半ば認めた格好なのですが、幸いIT各社は今のところシラを切っているです。実際、「実はそうでした。」とは、とても言えた話ではないです。
ところが、WWWの13台のDNSサーバーのうちの11台を持っている国の事ですから、ましてや「外国諜報監視法(FISA)に則っている。」そうですから、日本人はしっかり検閲対象です。
もっともこれが中華人民共和国だったら、情報収集どころか検閲が入っていて、万一、NGワードがあった途端に退場な訳ですから、米国はまだまだ可愛い方なのかもです。
ともあれ、Webなんて所詮はこんなものです。とはいえ国を挙げてここまで本当にやっているのだとすれば、道理に反しはしないでしょうか。議会が承認したのならば合法ではあるのでしょうが、法が人道に反していれば無効です。合法だったら良いと言うなら中華人民共和国の国際通話の盗聴もweb検閲も指導者層の物差しにはかなうのですから、何ら問題ない事になってしまうですよ。