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atsu-papa
2008-04-10
YASUKUNI
李纓監督のドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』への政治的圧力が上映中止と言う結果になって話題になってるです。PAPAも戦後世代で「靖国神社」の精神構造についてはよく知らないと言わざるを得ないですが、それだけに中国人監督が作った、戦後60周年を迎えた2005年8月15日の靖国神社についてはかなり興味があるです。
ところがそんな作品が上映された後に賛否が評されるならばまだしも、バッチを付けた一部の人たちの圧力で上映中止になるなんて事が起きたんじゃ、言論・表現の自由を否定しているような物で、総理大臣の参拝に目くじらを立てる中国と何ら変わらない話になるです。
確かに国内外で物議を醸す靖国問題の根深さはさきの戦争へのさまざまな思いが行き交う物で、戦死された英霊のご遺族の方々にも、戦犯とされた方々を合祀したことに異論を唱える方が少なくないですよ。
神社のご神体とされる日本刀「靖国刀」の意味なんかもはたしてどれほどの日本人が理解しているですかね。
今回の問題は議員試写の後、急に稲田朋美衆院議員や有村治子参院議員らが調査名目で映画の出演者に接触したりして、圧力をかけたんじゃないかって事ですよ。もしそうならまさに政治による文化への介入で、それが上映中止に繋がったとすれば益々何をか言わんやって事になるです。
確かにデリケートな題材ですから公開前から物議は醸すとしても、上映中止になったのだから、何かの力が働いたんじゃないかって察してあまりあるです。それこそ一部の政治家の見解が、映画の上映中止につながっったって事ですよ。
『靖国 YASUKUNI』を自分達だけは見ておいて、自分達が気にくわなかったから議論の芽を刈り取ってしまうのは絶対にあり得ないと思うです。
決して靖国問題を取り上げた映画だからの話ではないですよ。それだったらいっそ自主規制して欲しいテレビの低俗番組が毎日のように流れてるのもバッチが圧力かけて止めろって事になるです。PAPAはそんな低俗で国民に百害あっても一理無い番組であっても政治的な圧力で統制されるべきではないって思うですよ。