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atsu-papa
2010-07-07
今時のリーダー
岡田武史監督の後任のサッカー日本代表の条件を犬飼基昭会長が揚げているですが、不思議な条件です。
「(1)哲学がある」っていうのはサッカーのプレイスタイルの話なのでしょうか、生き様の話なのでしょうか。それだったら、歴代の監督はみんな哲学はあったです。それでも負けちゃったらオフトみたいに首になっちゃうし、壮行試合で負けが込んだら辞表出したくなるようなお国柄の中ではむしろ、無神経であれってことですかね。あのジーコでさえものすごく神経質になっていたのを思えば、今回のワールドカップでの凱旋後のチームへの対応は例外中の例外だったです。
「(2)日本好き」でいられるかどうかは、微妙な話です。はじめから日本が嫌いな人だったら引き受けないだろうけれど、嫌いにさせる連中が山のようにいるです。日本は好きでも、一部の日本人は嫌われてしかるべき人間性に染まりきってるです。微妙な話です。
「(3)頑固じゃない」ってことは哲学が揺らいじゃうってことになるかもですよ。迎合するときは迎合しろってことなんだろうけれど、結果がすべてのプロスポーツ界ならば意固地でなければ、頑固も大事なのかもです。仏国の監督なんかは意固地で大人げないだけで、ああいうのは「頑固」とは違うです。
「(4)マスコミ嫌いじゃない」っていうのは日本では無理です。情報操作を旨として、勝手な表現を時に「報道の自由」と称する日本のマスコミを好きな方はいないです。幸いちょっと譲って「嫌いじゃない」っていう話ですが、温厚な人でも激高するまであおり立てる日本のマスコミの無神経さにはそれこそ迎合する必要はないと思うですよ。
「(5)カリスマ性がある」っていうのは難しいですよ。何を以てカリスマ性と呼ぶのかです。最近カリスマ○○って言われる人たちはたくさん目にするですが、どこがカリスマなのかよくわからないです。芸能人御用達だとカリスマ○○だったりするですが、ちょっと変な人も少なくないです。その点から言えばサッカー解説者のファン投票すれば何となくカリスマなのかもしれないですが、どうなのでしょう。
出発まではぼろかすに言ってた岡田武史監督を一転、日本浮揚の立役者に仕上げてしまったマスコミの論調に影響されて、今度は慰留だのって言ってた協会の役員の方が資質を問われているんじゃないですかね。