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atsu-papa
2011-03-25
ゲリラ停電と計画停電
皇居・御所では天皇、皇后両陛下が、「第1グループ」に分類された地域の停電時間に合わせて15日から23日までスケジュール通りに朝晩2回、1回約2時間の計画停電にあわせて、明かりや暖房といった電気の使用を一切控え、時にはろうそくや懐中電灯を使いながら過ごされているそうですよ。つまり東日本大震災の被災地に思いをはせ、お住まいの電気を一定時間使わない「自主停電」を続けられているのだそうですよ。
どっかの気まぐれな電力会社とは全く逆です。陛下は「国民と困難を分かち合いたい」という思いで宮内庁長官によると、「寒いのは着れば大丈夫」とおっしゃったり、暗い中で夕食を取られたりしておられるそうですよ。
それに引き替え計画停電と称して無計画に送電したり停電したりしてる会社がこの国にどれほどの損害と不幸をもたらした事か。宮内庁によると、皇太子様ご一家も、東宮御所で同様の「自主停電」を行われているそうです。
遠く福岡で普段通りのふしだらな貧困生活を送るpapaに、思慮深く思いやりもある姿には恐畏の念を禁じ得ないです。papaの世代は天皇機関説がとなえられたり国民の象徴の解釈がいろいろ唱えられた世代なのですが、それでも陛下の振る舞いに国民として学ぶべき物を感じるです。
情けの報い
台湾で47億円もの義援金が集まってるそうです。1999年の台湾大震災の時に日本が救援隊も義援金も一番多かったから「お返しに」って事だし、27日の長谷川穂積の対戦相手フェルナンド・モンティエルは放射能汚染の日本への渡航を一瞬ためらったらしいですが、2009年にWBCスーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃が豚インフルエンザの最中にメキシコのモンテレイでジョニー・ゴンサレスとの防衛戦を行うために渡航した恩返しの来日決意らしいです。
これまでに日本は官民挙げて国際的な交流や支援事業を大概行ってきたですが、まさにこういう時に助けられるです。「情けは人のためならず」なのですよ。
それに比べて、下請けの社員さんを被爆させちゃった東電の対応っていったい何なのでしょう。危機管理の不十分、不徹底以前に原子力利用について全く意識を持っていない人たちなのではないですかね。
papaの身近では原子力空母やミサイル搭載艦艇が佐世保に入港するたびに大反対運動が起こり、小学校の修学旅行には必ず長崎に行った物ですよ。それでも非核三原則にまで密約があって、米国の言いなりになってきた日本だったです。絶対に「言うに言えない事」を隠し通してきたですよ。情けないばかりなのです。
所が意識さえないと、「あるかもしれない」環境に下請けの方達の命を簡単にさらすのです。ましてや不特定多数の食に供されるかもしれない各地の野菜のことなんか気にもしてないのではないかと、つい思ってしまうのですよ。実はまだ言っていない事があるんじゃないのって詮索するのです。
東電の方々は指揮するトップの姿もなく、動転していて、意識をもてないのかもしれないですが、情報を収集して、官邸なり原子力保安院なりから発信をし続けないと、重過失の情報隠蔽工作に加担したと取られても仕方がないのです。
papaが知りたいのは毎日すごい量を放水してるですが、そんなに蒸発する物なのですかね。300℃だとか400℃だとか言ってるですから、かなり蒸発してるんだろうとは思うのですが、どっかに漏れ出したりしてはいないですかね。中途半端に復旧するより廃炉を前提とした安全な方法での撤収に早く着手した方が良くはないですかね。そう言う検討をしてるのか、していないのかも内緒にするのはなぜなのでしょう。
情報は情けに報いる物なのですよ。情けは人のためならずなのですよ。