atsu-papa

2007-04-13

国民投票

　国民投票法案がどうも成立しそうですよ。国民投票だから、国民が直接意見を言えるという画期的な話ですよ。発想はすばらしいことです。よしんば成立しても施行は「公布から3年後」となってるし、改憲についての周知徹底の期間もあるから4年くらい先だって事にはなるけど、すごく気になる事があるですよ。
　有効投票の過半数って事はそれなりの組織票が生きるって事？
　国民投票の正否に関わることですよ。PAPAが思うにはまつりごとを行う政府が国民投票を成立させるために意識付けを行うという大切な部分を責任逃れしてるように思えてならないです。
　もちろん無関心な人がいるのは事実だし、投票自体が成立しないような事になれば何のための改憲案、改憲議論であったかって言うことになるけれど、有効投票の過半数はないですよ。
　先の統一地方選挙やこの夏の参議院選挙の投票率が低くなっているのは入れたい人がいないって言う主張だろうとPAPAは考えているんだけど、そうであれば憲法改正論議とは比較が違うわけで、やっぱり意思表示をしない人たちに意思表示をさせる事こそ政府なり、立法府にいる議員さんたちの果たすべきつとめだと思うですよ。
　元来、多数決というのは少数意見を聞き入れないわけだから非常に非民主的な方法ですよ。しかし、百歩も二百歩も譲って国民投票で意志決定をしましょうって言うわけでしょ。有効投票の過半数が全国民の何パーセントかって所も反映しないと片手落ちでしょ。要は手続きの簡素化のために国民の意思行動をないがしろにするって事に繋がりませんか？
　どうも、良さそうに見えて大きな落とし穴をはらんだやり方です。多分議論はしたんだろうけれど、普段の選挙の投票率をそのまんま想定したに違いないです。
　それはないです。何人立候補していてもどなたもお眼鏡にかなわないならば棄権も意思表示だとしたらの話です。何とか何らかの形で反映しなきゃですよ。

23:59:00 - atsu-papa - No comments

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