atsu-papa

2007-07-18

電気屋さんの食い扶持・・・のために

　原子力発電所といえば不始末続きの印象をぬぐえない東京電力ですが柏崎刈羽原子力発電所の被災状況はもはや許容範囲を超えてるですね。ちゃんと調査すると、新たな被害が続々と噴出してて、微量の放射能がしっかり漏れてるですよ。ふざけてるの放射性廃棄物入れてたドラム缶が100個倒れて、2個は蓋が開いてたっていう話だと思うですが、ドラム缶が倒れるって事は転倒防止措置がどうなってたかって事だし、蓋が開いてたって事がどんな蓋なのって事ですよ。こんな風だから東京電力の言う微量なんてどれくらい微量なのか判らないって事です。
　何でも、今判ってるだけで５０件ものトラブルが全７基で確認されたんだって？軽く発表したとこ見ると人ごとですよ。東電の役職者は原発の中の社宅に住めばよいですよ。
　実際に、建屋と主排気筒をつなぐ排気ダクトがずれた７号機では、その主排気筒からヨウ素などの放射性物質が検出されてるから、いくら耐震性や安全性を今更声たからかに叫んでも、ただの念仏だった事が証明されたような物ですよ。
　地震の影響っていうのが何しろ弁解の最初の一言で、「予期しない」っていう言葉が出るって事は、事前にいろんな調査をして十分に大丈夫だという安全率も加えて、これ以上はないと考えている以上のことが自然に起こってしまったけれど、って言葉に置き換えられるです。
　日本の電力供給は行政と癒着して、これまで良いようにやってきたですよ。油は価格的に不安定だからって、国民の命と引き替えに原子力化を進めてきたです。もちろん、コストパフォーマンスだけじゃなく、ダム建設の労力と破壊する自然の痛手は計り知れないですから水力発電所は何をか況やですが、電力会社の都合のために進められてきた原子力偏重の行政方針も即座に大転換するべきですよ。場合によっては国そのものが滅びるですよ。
　東電の調べでは、7号機の主排気筒の排気サンプリング装置の試料からは、放射性のヨウ素、クロム、コバルトが検出されてて、これらの放射性物質は主に原子炉の冷却水に含まれるらしいから、どっかから漏れてるですよ。それでも大気中に放出された放射性物質は微量で、保安規定の放出上限の１０００分の１程度っていう、「死にはしないから大丈夫。」って言う中国みたいなコメントを出してるですよ。
　彼らにとってはきっと近隣住民もサンプルなんですね。PAPAは原子力推進反対派で、もはや取り返しのつかない状態の直前まで来てると考えてるですよ。
　馬鹿みたいなお金つぎ込んで原子力発電所作って、電気の供給は1/3は賄ってるとはいえ、将来の多くの命を犠牲にしてるですよ。国土交通省は利権を握ってる側ですから、水力がだめなら、火力。火力がだめなら原子力って事でしょうが、理由の如何を問わず原子力、核は良くないです。
　倒れちゃっても風力、止まっちゃっても潮力、あと国土交通省さんだったら地熱もあるし、PAPAの大注目は温度差発電ですよ。人を殺さない方法に切り替えないと、この国全滅するですよ。
　放射能防いでも、その前に徴税重くて飯食っていけなくなるかもですが。

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