atsu-papa

2007-07-23

人の目

　22日に「ミス香港」グランプリがあって張嘉兒さんがグランプリを獲得したとたんにインターネットのBBSやブログで「最も不細工なミス香港」「顔がデカすぎる」「“ミス子豚”コンテストに改名したほうがいい」「彼女を外してやり直しを熱望する」などの酷評がズラリ。総合司会を担当した俳優のエリック・ツァン（曾志偉）も結果に驚き、「グランプリはもとより、準々ミスにも張嘉兒を選んだ審査員はいなかったんじゃないの？」と周囲に漏らして、主催の香港無線電視（TVB）や審査員たちに対しても「裏取引があったのでは？」「審査員に黒幕がいる」といった疑いの目が向けられているんだって。
　この手のイベントは普段から善し悪しの評価が分かれるところだけど、普通は優劣付けること自体に意見が分かれるわけで、グランプリの審査結果にそれほどの批評が沸くって言うのも珍しいですよ。
　PAPAが見た写真じゃそんなに変な娘じゃないんだけど、香港人的な嗜好ではなんか違うんですね。
　段ボール豚まん事件のねつ造報道みたいにジャーナリストのモラルハザードはいかがな物かと思うですが、どうせバラエティの範疇ですからせっかく優勝した娘をこき降ろさなくってもって思うのだけど、よほど無理があったですね。
　救われるのはご本人が沸き返る批判についてのインタビューで「私は精一杯やったから、誰が何を言っても気にしないわ。みんながどういう風に私を見ても、審査員が選んだのは私なんだから」と前向きなところですよ。芸能界はそんなモンですよ。偽涙で有名な元アイドルだってぶりっこを突き通して確固たる地位を築いたですし、話題に事欠いたら離婚してまで人目を引こうとするですよ。酷評が書き込まれるって事はそれくらい人目を引けてるんですから、最近よく見かける"たすきがけ"のおじさんおばさん達にしてみると羨ましい限りです。
　それにしても29日のグランプリの方は大声出してる割にはどうも争点が朦朧としてて、少なくとも今のままではまずいと感じながらも、だからどうするが見えないままゴールに向かってるですよ。
　各党のマニュフェストも29日までが賞味期限で、賞味期限が切れたらまたまたお蔵入りになりそうだし、終わった後はいわゆる後の祭り。酷評さえもあがらないですよ。
　目を向けられるうちが花なんですよ。

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