atsu-papa

2008-12-22

京都いのちの電話

　「京都いのちの電話」の回線が常に通話状態になって繋がらないそうですよ。自殺をしようとする人達を思いとどまって貰うために相談ボランティアが１６０人がかりで３時間半交代で相談にあたっているそうですが、回線は２回線しか無いそうですよ。
　今では交通事故の３倍以上に人達が自殺で命を落としているです。何も自らの命を絶つ必要はないのですが、今の世の中ではつい自殺を思い立ってしまう人が後を絶たないですよ。
　回線が２回線だって事にも問題はあるのかもしれないですが、それ以上にボランティアの方々の確保がままならないですね。
　人の生き死にの話です。話をしっかり最後まで聞いてあげないといけないですから、５分や１０分で終わるような物ではない事は察しがつくですよ。
　しかし、それ以上にその自殺を思い立たざるを得ない環境や、簡単に自殺を思い浮かべる人の心に問題の核心があるですよ。
　本当に死ななきゃいけない劣悪な環境にいる人はそれほど多くはないです。なのにちょっと我慢を強いられる環境になっただけで地球上の不幸をひとりで背負ったようになっちゃう人も少なくないですよ。
　１日平均75件の相談があるそうですが、この件数は通話できた件数の話で、通話できたのはかかってきた件数の2〜5％程度だそうですから、なかなかはかばかしくないですよ。もちろん京都いのちの電話にかからなかったから自殺するという訳ではないですが、あるいは自殺が転じて犯罪に繋がる事だってあり得るです。
　実際に京都いのちの電話事務局によれば相談内容は「会社を突然リストラされ、寮を追い出された」「就労が安定せず、孤独感が募り、どうしていいか分からない」「自分の生活だけでも大変で親の介護が限界」なとまさに今マスコミで取り上げられているような内容みたいです。
　だからといって誰でもが簡単にできるボランティアではないです。ボランティアの数を確保しなきゃいけないのも一理あるですが、そんな電話をかけなくってもすむ様な地域のコミュニティ作りだとか、企業を含めた倫理社会を作らなきゃいけないですよ。
　そんな気持ちはあるですが、PAPAの場合は倫理が若干欠落してるところがあるので、お恥ずかしい限りです。
17:19:56 - atsu-papa - No comments

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