atsu-papa

2008-03-20

オリンピックのぼせの裏側

　チベットは一体どうなってるですか。要はチベット自治区とは称しながらも中国政府がチベット人の歴史的な文化風土までを踏みにじりながら漢民族による統治を継続して、民族的な反目がピークを迎えたって事ですか。実際にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世がインド北部ダラムサラ国外退去して亡命政府を置いているくらいで、さらに中国政府はこのダライ・ラマ14世が民衆を扇動してるって言ってるですから、少なくとも客観的に判断すると中国が良いようにして、情報を統制したあげく、悪党を捏造してるとしか映らないです。
　たまたま米国の下院議長のペロシ氏がこのダライ・ラマ14世と会談してチベット自治区などで起きた抗議行動・暴動への中国当局の対応は「圧制」だって言ってのけて「世界の良心に対する挑戦だ」非難してるです。
　こんな事が起きてたら出場予定の選手諸君にはお気の毒ですがオリンピックなんかやってる場合じゃないです。それこそソ連のアフガニスタン侵攻よりももっと根深くて、もっと深刻なことを延々とやり続けてき、さらにそれを正当化するような国でなぜ平和の祭典ができるですか。
　多分ですが、事態の収拾ができずに、延々と今のような状態が続けば欧州はすぐに反応するですよ。米国も中国を市場くらいにしか考えてないですから、とりあえずオリンピックバブルで金儲けさえできれば実際に大会が成功しなくっても別にかまやぁしないですから、ここもまた体裁作りのためにボイコットさえしかねないです。
　米国はこれまでもオリンピックに絡めて開催国に金をつっこんでバブル化した後にさっさと利益確定をはかってきたですよ。パルパルオリンピック後の韓国もちょうど10年で生き血を吸い上げられちゃたです。
　どうあれ、民族の隔たりがあったら中国国内にチベットの自治区を置き続けるのはもはや無理がありすぎるです。中国の歴史的な検証をすれば、それでも中国は自分たちの主張を通して、武力を使ってでも封圧しようとするです。それでも平和の祭典で浮かれる話になるですかね。
　少なくとも為政のための犠牲者が増えないことを祈るのみです。

23:59:00 - atsu-papa - No comments

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