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atsu-papa
2008-03-04
官僚の不作為が有罪
薬害エイズ事件で最高裁が画期的な上告棄却の決定をしたですよ。非加熱製剤の回収をするべき所をそのままほったらかしにしたって話なんだけど、今回の被告席にいたのが当時の厚生省の生物製剤課長だって事です。
決定文では第一次的には作ったり使ったりした製薬会社とか医師の責任で、第二次的に国の監督責任があって、行政が何もしなかったという「不作為」が直ちに公務員個人の刑事責任を生じさせるものではないって言う理を示した上で、1･2審判決を支持して上告を棄却、帝京大の事件での無罪、肝臓病患者の事件で有罪を確定させたですよ。結果的には「不作為」、つまりやるべき事をやらなかった行政のなかでの官僚個人の責任を問うたことになるですよ。
これまでは公務員という立場では過失や不作為はほとんどが逃げ仰せるのが通例ですから、今後は官僚役人といえども多少は責任を持って業務にあたらなきゃって事になるですよ。
特に今回の判例のポイントは強制権限だけではなく、行政指導といった任意の措置も含まれるってとこですかね。日本の司法も少しまともな方向に向かいそうですよ。
決定文では第一次的には作ったり使ったりした製薬会社とか医師の責任で、第二次的に国の監督責任があって、行政が何もしなかったという「不作為」が直ちに公務員個人の刑事責任を生じさせるものではないって言う理を示した上で、1･2審判決を支持して上告を棄却、帝京大の事件での無罪、肝臓病患者の事件で有罪を確定させたですよ。結果的には「不作為」、つまりやるべき事をやらなかった行政のなかでの官僚個人の責任を問うたことになるですよ。
これまでは公務員という立場では過失や不作為はほとんどが逃げ仰せるのが通例ですから、今後は官僚役人といえども多少は責任を持って業務にあたらなきゃって事になるですよ。
特に今回の判例のポイントは強制権限だけではなく、行政指導といった任意の措置も含まれるってとこですかね。日本の司法も少しまともな方向に向かいそうですよ。
23:43:00 -
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