atsu-papa

2008-04-18

聖火炎上

　北京五輪のプレイベントとして、中国の国威掲揚のために行われてる聖火リレーのイベントそのものが大炎上中ですね。インドの厳戒態勢を見ると26日に予定している長野市は大忙しですよ。
　スポンサー企業のレノボ・ジャパンも日本コカ・コーラも日本サムスンも広告車両を走らせないって言うし、出発式が予定されている善光寺でもお寺の事務局が「寺に足を踏み入れる人すべてが参拝の気持ちを持ってやってきている」って至極当たり前の認識を崩さないものだから、出発式に来る一般客立ち入りの規制にも手を焼いてるし、この上、萩本欽一、有森裕子、北島康介、星野仙一等々の有名人や市民ランナーを巻き添えにした争乱でも起ころう物ならいよいよ北京五輪のイメージダウンが促進されるですから、変な話、格好の標的でもあるですよ。
　おまけに善光寺は中国・チベット自治区ラサで起きた騒乱の犠牲者の冥福を祈る追悼式をやったばかりです。
　沿道の整理や警備にはボランティアと市職員計約１２００人と警察官や警備会社があたるらしいですが、全長18.5kmはちょっと難しいかもですよ。何かあったもボランティアの人たちを先に守らなきゃですよ。
　オリンピックスタジアムの前で予定していた記念イベントも中止だし、聖火トーチの記念撮影コーナーも北京五輪公式グッズの抽選会も地元団体の太鼓演奏などの催しもすべて取り止めなんだからいっその事止めちゃった方が潔いかもですよ。
　実際に聖火リレーそのものが北京五輪のプレイベントって言うよりチベットの人権侵害問題のアピールイベントになってしまっているですから、もはやなんのために多くの人たちが苦労をして聖火を消さないように走るのか判らなくなってるです。
　チベット仏教最高指導者のダライ・ラマが『非暴力主義』を一生懸命に発信しても混乱を起こす奴にはきっと届かないですし、中国は中国で青い兵士を配して、抗議者達を返って挑発してるようにさえ見えるです。
　そんな中で五輪予選で頑張っている選手達の姿が連日伝えられているです。
　これまでも中国はボイコットを続けてきた国の一つだったわけですが、自分の番になったらある意味「国際・聖火ツアー」という名の行き過ぎた商業化が一人歩きしてるんじゃないですか。

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