atsu-papa

2008-04-02

びっくり健診制度

　昨日は後期高齢者医療制度に気を取られてしまったですが、昨日からメタボリックシンドロームの特定健診・保健指導も始まったですね。メタボ該当者・予備群に生活習慣改善を促すのがねらいらしいですが、そもそも内臓脂肪症候群の規定も曖昧ならば生活習慣病の発症や悪化との関係もそれほど定かではないのに、余計なお世話をしてくれるですよ。余計なお世話どころか、指導を聞かなかったら保険料を上げる手だてまで用意されてるです。
　表向きは医療費削減を目指す世界でも例のない制度なんだろうけれど、日本内科学会が発表したメタボリックシンドロームの診断基準に迎合した厚生労働省の「保健医療費がかさむのはデブのせいだ論」を一方的に押しつけてるだけです。
　そもそも腹囲とＢＭＩで糖尿病や高血圧、脂質異常と決めつける発想の方がおかしいですよ。確かに可能性が高いとは思うですが、だからって一方的に保健指導を実施して成果が上がらないと後期高齢者医療制度への財政負担の負担を最大10％加算されるです。
　デブは医療費がかかるからやせろ。やせないデブからは保険料としてお金を取って、食い物を買えなくしてやるって言う話です。実はPAPAは充分にこのデブに該当するですが、別に痩せたいとも思わないし、背丈も176cmあるですから、腹囲が85cm以上あってもそんなに変だとは思っていないです。
　確かにこれまでの健康診断でも保健指導はあったですが、これまでは「健康診断をやった」事が大事だったのに、これからはデブとボケを叩くことで「生活習慣病患者が減ったか」というのが大事になるです。
　一方で市町村や健康保険組合などの保険者にしてみれば2012年までにメタボ該当者や予備群を減少させることが目標になるですから、また書類上で操作するですかね。さもなくば、後期高齢者医療制度への財政負担が加算されるです。そりゃ操作も必要になるんじゃないですか。ひょっとしたら殺されるかもですね。

12:48:00 - atsu-papa - No comments

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