atsu-papa

2008-04-07

聖火が消えた、China Made

　オリンピックの聖火リレーはけちょんけちょんですね。チベットの統治での中国の人権弾圧が火の種ですから、英国や仏国じゃなくって中国がしっかり受け止めるべきです。
　たとえば米国サンフランシスコ市議会は中国政府の人権軽視に対して同市を訪れる北京五輪の聖火リレーを「懸念と抗議」で迎えるって決議したです。そうでなくても世界中のジャーナリストや人権擁護団体が抗議してる最中に、チベットの亡命政府を率いるダライラマ１４世はむしろチベット人達に五輪ボイコットにつながる行動を慎むよう呼びかけてるです。
　ロンドンでも３０人以上の逮捕者を出した北京五輪の聖火リレーがドーバー海峡を渡ってパリに渡ったですが、火は消されるしランナーは見えないし、とうとうバスにまで乗ってしまって、そこまでして聖火リレーをするですかね。
　妨害を避けるため、２度にわたって聖火の火が消されてリレーが中断したって言う報道も、あとから「単なる技術的な問題で火が消えた」って繕う報道もあったですよ。それじゃぁあの聖火のトーチは中国製って事ですかね。それなら途中で消えちゃうのもわからんわけではないですよ。
　さっき報道番組で中継された聖火ランナーは中国人の警備員や警察官が併走するどころか、バスの中にいてなんだかわからなかったですよ。
　パリの警察官も警察官でデモ隊の“チベット国旗”を取り上げたりするです。場面的には中国の弾圧姿勢を一層強調するかのような話で、見てる人たちはチベット暴動に対する中国の対応を非難したくなるですよ。
　日本にもまもなくやってくる聖火ですが、こんな報道を目の当たりにしてもチベット問題に言及することもなく、オリンピック開会式の日程に触れることもない日本ですから、ノーテンキにイベントをこなすですかね。逮捕者が出るような争乱はけしからん野ですが意見を全く主張しないこの国は、いつかはいじめられっ子になりはしないですか。国連安保理の常任理事国入りを･･･なんて1000年早いリアクションです。

23:48:00 - atsu-papa - No comments

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