atsu-papa

2009-01-18

最年長メダリスト

 ノルディックスキーのジャンプの話ですが、雪印の岡部孝信選手が絶好調ですよ。昨日のNHK杯ジャンプ大会で今期国内7勝目です。
 この雪印って言えば2000年の食中毒事件の時に馬鹿社長がマスコミのインタビューを振り払って「俺は3日も寝ていない。」発言であっさり復活の道を閉ざされてしまったために、常勝だったアイスホッケー部も陸上部もノルディックスキー部も廃部になったです。
 今はこのノルディックスキー部だけが復活してるですが、その中で主将を務める岡部選手は既に38歳ですよ。ジャンプでは最年長組です。もっとも、岡部選手と言えば既に引退をして同じ雪印のコーチを務める原田雅彦氏と一緒にずっと活躍して来た選手ですから、その選手が未だにトップジャンパーとしての記録を残しているのは奇跡ですよ。
 この岡部選手は身長がちょっと低めです。1998年の長野オリンピックの後にできた146%ルールの為に身長が165cmの岡部選手は不利とされてきたですよ。それを押しての最長不倒、135メートルジャンプは圧巻です。もはや技術と気力で飛んでるですね。
 岡部選手と言えば、長野オリンピックの前の年に破綻して無くなっちゃった北海道拓殖銀行から雪印に移って、ここも2000年に不祥事起こして、業界トップから転がり落ちて一時はなくなりかかったですよ。今でこそ、マーガリンとバターではシェアを取り返してるですが、アイスがロッテに行ったり冷凍食品はマルハニチロに行ったり、メグミルクが分かれちゃったりしてばらばらです。当然ですがその翌年に先のアイスホッケー部やニューイヤー駅伝なんかでも活躍した陸上部なんかも廃部になったですから、岡部選手の練習環境も決して恵まれてばかりではなかったですよ。そういう選手がここまで活躍するとそれはそれで拍手とエールを送りたくなるです。
 今度トースト食べる時はネオソフトを塗るですよ。
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