atsu-papa

2009-07-07

民族主義

　日本も建前は単一民族と言いながらも、少なくとも大和族が蝦夷族と熊襲族を追いやったことは歴史的にも明らかだし、琉球民族は相応の歴史と文化をしっかりと築いてきたです。幸い琉球は陸続きじゃなかったですから、長い覇権をを強いられることがなかったですが、中国ではこれが陸続きでおまけに資源がある地域があるですから根深い争乱が起きてしまうですよ
　新疆ウイグル自治区のウルムチ起きた大規模暴動の様子は我々は日本にいてもテレビで目にできるですが、少なくとも漢民族が経済支援と独立運動の弾圧で少数民族を覇権してきた結果、著しい人権侵害に至った弊害だとPAPAは思うです。チベットにしてもそうですが、この小さい日本でさえ道州制を引いて、もっと地域主権の元で自治をしてゆこうと言う時代にです、国権で少数民族を治めようというのが漢民族の思い上がりなんじゃないですかね。
　PAPAは2018年くらいには中国はいくつかに分裂すると考えているですが、2010年の上海万博が大きな契機になって、民主化の意識が中国中に広がるんじゃないかって言うのは、少なからず中国の人たちでも思っていることです。
　格差は日本の段じゃない上に、根深い民族問題も抱えているのに、やってることは国内での植民地政策に等しい政治なわけですから、治まる方が無理ってもんですよ。
　その中で多くの人の命が奪われているですから、悲しいばかりの歴史です。
　中国の歴史は、たとえ4000年を誇張したとしても、断続的に統治者が入れ替わり、統治者が変わるたびにその一族郎党を抹殺してきた歴史ですから、天皇家を擁して営々と歴史を刻んだ神国日本と一緒にするのはかなり無理があるです。そんな歴史的な背景がきっと警察や武装警察などの治安当局をして厳格な監視と称する少数人民の弾圧につながってしまったです。
　新疆にせよ、チベットにせよ独立の意志を表明している指導者がいて、それなりの民族運動を展開しているですが、結局これがのぼせ上がってる漢民族にとっては反政府運動になるです。
　見方によっては人民解放軍以降の60年しか覇権していないのが今の中国の歴史です。文化はすばらしい伝承を生んだ国なのかも知れないですが、政治は歴史のない民族主義の国に過ぎないかもですね。

18:39:08 - atsu-papa - No comments

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