atsu-papa

2011-10-10

保護の弊害

　TPP、環太平洋戦略的経済連携協定への参加については農業保護のために反対する向きがいるですが、TPPに反対してるのは農協だったり、一部の優遇されている産業で、農業を営んでいても品質や生産手法の改善や革新を行って来た方々は、むしろ賛成をしているのですよ。たとえ価格が高くても品質が優れていれば国際競争力はあるのですよ。
　貧乏な日本人は安物買いに走るですが、中国なんかでは日本の人口の5%近くが一般的な日本人よりも遙かに裕福になろうとしているです。つまり購買力のある富裕層の絶対的な数はもはや中国の方が多いのですよ。
　かつて日本は途上国に安くて壊れない車や家電を提供してきたです。かつてのMade in Japanは高品質では無くってコストパフォーマンスの高さを意味したです。所が、"安かろうまずかろう"の途上国製品がそこそこの品質になって来たです。日本はと言うと、相も変わらず"そこそこ"狙いなのですから、これは追いつかれて置いて行かれるですよ。
　そこで、一部の人たちはお上にすがりついて保護をねだるですよ。本来は産業構造が革新につれて変換されていくべきです。電力会社が競争も無しに欲しいだけを電力料金として徴収するような時代ではないのですよ。
　エネルギー政策は国策であり聖域だという時代ではないのですよ。そんな事言えた義理ではないのです。食糧自給率はどうなったですか。それでも放置してあるではないですか。国策など無いに等しい日本の国でこれ以上国民を欺いて甘い汁を吸おうとするぶら下がりの連中こそ排除するべきです。この人達が、楽して甘い汁だけを吸おうとするから、未来へのツケがますます溜まるです。
　そんな事は大半の国民が分かっているのに、一部議員は票田組織が為に訳の分からん事を言い始めるです。
　どうせ官僚に振り回されるだけならば、国会議員の議席なんか今の1/3くらいでも良いのかもですよ。で、昔から言ってるように3選禁止にするですよ。どうせ持ち合わせないのですから、強力なリーダーシップは要らないです。
　利権を漁るぶら下がり官僚は保護政策を無くせば少しずつ減っていくです。

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