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死刑廃止に迎合するBPO

 山口県光市の母子殺害事件の裁判をめぐるテレビ報道について、放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会が「多くが極めて感情的に制作されていた。広範な視聴者の知る権利に応えなかった」とする意見書を発表したですよ。これこそ情報操作です。この放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会はNHKと民放7局の20番組33本について「被告弁護団対被害者遺族という対立構図を描き、前者の異様さに反発し、後者に共感する内容だった」ために「公平性の原則を十分に満たさない番組は、視聴者の認識、思考や行動にストレートに影響する」って言ってるです。死刑廃止に極端に傾倒する過激で声の大きな市民団体の声に迎合した非常に残念な言動です。
 こんな程度の話ならば今後BPOについては放送局のお偉いが我が身を保身せんが為にきれい事を言う団体と認識するしかないですよ。
 ましてや報道についても「一方的な弁護士批判や事実誤認、歪曲があった」事にしてるです。疑わしきは罰せずですよ。例えどんな理由や状況証拠があろうとも、ドラえもんを持ち出したり、訳のわからん話をしてる一方で友人には少年法で量刑が軽くなることをうそぶいている犯人がもし、裁かれなかったとしたら。
 こんな事だから福岡の通り魔とかが出てきたです。社会的な価値観を強引に操作しようとしてるのはむしろBPOの方じゃないですかね。
 アムネスティの言う通り死刑があるのは人権保護上問題があるのかも知れないですが、その人権を語るあまりに犠牲者となって命を落とす人が多くなるのだとしたら、人権のためならば殺人の被害者がいくら出ても構わないって話になるです。
 もしそうでないと言うならば、死刑廃止を唱える前にどのような矯正を行い、どのような教育を行うと殺人鬼が現れないのかをきちんと語るべきです。無策のまま自分達の主義主張だけを声高らかに訴える方が、公序良俗に反するとさえ思うです。

atsu-papaの投稿(11:26:00-2008-04-16) - カテゴリ: Main

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