atsu-papa

2009-11-21

古狸の処世術

　民主党政権になって事業仕分けがやたらに注目されているですが、本来この作業は毎年、財務省主計局で行われてきていたはずの話で、今更見直しになること自体、これまでは野放しでしたよって言ってるような物ですよ。
　それにつけても今更ながらと思うのが官房機密費と「核密約」の話です。そりゃそうかもしれないとは思ってきたですが、政府与党が好き放題に公の金を使ってきてたわけですから、官僚が我田引水を大手振って図るのは当たり前になるはずですよ。
　少なくとも多少の機密性があったにせよ30年もたてば歴史的な情報として公開するべきですよ。実際に外務省は核密約の根拠となる「討議記録」の存在を知っていたです。
　米國にしてみれば既に既成事実となった持ち込みを、はじめからあった了解事項として主張するに決まっているですから、ここは少しばかり大人の振る舞いもしなきゃかもしれないですが、結局、国民だけがだまされてきてたわけですよ。
　件の官房機密費にしたってふざけた話です。もちろん政治的な話ですから表沙汰にするばかりが公の利益に結びつかないことは理解できるですが、一定の期間が過ぎたら情報として使途を明らかにする事も検討するべきじゃないですかね。自分たちの負け戦の支払いに政府の報償費が使われるのは、選挙権者に対する冒涜ですよ。それこそそんな政治家は政界から追放するだけじゃなく、極刑に処する位の覚悟がないと、国が成り立たないです。
　今回の件に関しては、明らかにあるまじき失態が露呈しているわけですから、当時の官房長官であった河村建夫氏が明らかな当事者として国民に説明する責任も義務のあるんじゃないかと思うですよ。
　少なからず官房長官をお引き受けになった以上は、退官後と言えども説明責任は一生ついてくる位のことは認識すべきです。
　自民党には新生自民党として復活して欲しい気持ちがあるですが、それ以前にここまでしてきた悪行三昧についての総括は必須条件です。それなしに、頭すり替えただけで復権をいくら目指してもますますドツボにはまるだけですから、むしろ、多少は我が身を傷つけたとしてもあえて立ち位置を固めまいと、自民党がなくなることになるです。政治の世界なのですから、処世術ではまかり通らない事をきちんと認識しなきゃぁですよ。

13:59:52 - atsu-papa - No comments

日	月	火	水	木	金	土
1	2	3	4	5	6	7
8	9	10	11	12	13	14
15	16	17	18	19	20	21
22	23	24	25	26	27	28
29	30

atsu-papa

2009-11-21

古狸の処世術

メインページ

Calendar

NewEntries

最新COMMENTS

カテゴリ

Archives

My Links

検索

プロフィール

RSS対応

携帯用ブログ