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闇ユッケ、闇キャベツ、闇リンゴジュース

 焼肉酒家えびすのおかげでユッケ食うのに釜山に行くことになりそうです。実際に女性や子供に死亡者がでて、さらに予断を許さない重傷者もいるそうですから、事の重大性は解ってはいるつもりです。しかし、生食用のお肉を出荷するための基準をこれでもかって言うほど高くして、生食用のお肉が流通しなくなったのは厚生労働省の責任ですよ。
 むしろ非現実的なほどの厳重体制を敷かないと、生食用のお肉は出荷もできない訳ですから、提供したいお店の方は罰則規定が無い以上は自己判断するしかなかった訳です。280円のユッケはいかがなものかとは思うですが、今後は闇でこっそり食わせる店が出現するです。
 禁酒法がそうですが、酒を禁じるからマフィアの温床のなったです。もちろん、それだったらマリファナやLSDもデパートでお手軽に買えるようにできるかって言うと、それは飛躍しすぎですが、たばこやユッケに異常に反応するのはいかがなものですかね。
 今回検出されたO-111の場合は腸管出血性大腸菌で、かつて猛威をふるったO-157と一緒で、感染すると赤痢にかかったようなものです。さらには腎臓などの内臓にも及ぶですから、今回のような死亡者まで出すことになるです。
 だけど、それほど珍しい菌ではないし、感染源としては井戸水、牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、シカ肉、サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、日本そば、シーフードソースなどがあるです。さらに海外では、ハンバーガー、ローストビーフ、ミートパイ、アルファルファ、レタス、ホウレンソウ、アップルジュースなどから感染した例があるですよ。
 生食肉の問題ではないのです。
 ところが今回の事件を受けて、厚労省は生の牛肉を提供している飲食店に対する立ち入り検査を強化し、生の牛肉の提供は原則行わないよう指導を強化するそうです。まさに本末転倒のおためぼかしで、早ければ明日にも各都道府県の衛生担当部局に検査の強化などを要請するらしいです。
 今回の問題は肉の生食についての話ではなくって、食中毒を防止するための衛生管理のガイドライン本来どのように遵守できる範囲で明示されるべきであったかというところに問題があるのですよ。生肉の次はサラダも規制されるですよ。極端な話、生のキャベツ出した門でトンカツ屋がお縄になったり、アップルジュース出した門でジューススタンドがお縄になったりする。
 マスコミの騒ぎ方も遺憾のですよ。問題の本質を突いていない。今後はもっと暖かくなって食中毒シーズンです。衛生意識と鍛え上げた頑丈な内臓で夏に備えなきゃぁですよ。

atsu-papaの投稿(17:04:05-2011-05-05) - カテゴリ: 時事に思うこと

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