atsu-papa

　APECで地球温暖化対策として省エネルギーの重要性や、域内のエネルギー利用効率の数値目標を盛り込んだ首脳宣言を採択したのは上出来だったですね。京都議定書の批准でさえ先進国といわれる各国がどこまで理解してるんだかっていわざるを得ない状況でここまで来てた訳ですから、数値目標を出しただけでもかなりの進歩ですよ。
　少なくとも日本にしても自国の二酸化炭素排出量を途上国へのプロジェクト供与で温室効果ガス排出削減効果を活用しないと目標には遙か及ばない状態でやってきたですよ。実際に今の自動車社会、電気使い放題の社会では到底批准した目標の達成なんか無理だったです。
　その状況をふまえて日本だけじゃなくってAPECでアジア太平洋経済協力会議参加国あげて取り組む数値目標を上げたのはそれなりの意味があるです。充分に評価できるですが、そりゃそうとです、安倍首相はもはや引退間際のブッシュに何をこびる必要があるでしょうかね。インド洋の燃料供給支援、いわゆるテロ特別措置法を国際公約と言ってのけたですよ。PAPAが思うには特別措置は特別措置であって公にやってのけることではなくって特別にしてあげてることだと思うです。アメリカがあっちこっちの国と戦争するのを手助けしてるだけで、それの見返りはあって当然のことだと思ってるです。それを世界に向かって公に約束した半ば義務である可能ような発言は断じて支持できないですよ。
　何考えたんでしょうか、ブッシュに久しぶりにあって舞い上がっちゃったですかね。どうも冷静さに欠ける話です。
　来週から臨時国会が始まるのに余分な議案よりも特措法の問題にが主題だから早くその議題にしたいなんていう愚作で発言してたとしたら最低ですが、そうでないことを祈るです。
　どうあれ、今回のAPECについては会議としてそれなりの成果があったですよ。珍しいです。米国のサブプライムローンに由来する株価変動でブッシュが若干負い目があったですかね。米国が生意気をいわない会議はちゃんと実を結ぶですよ。やっぱりバランスですかね。