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奨学金

 国が大学生などに貸し出す奨学金事業の返済滞りが2000億円を超えてるんだってですよ。消費者金融みたいに取り立てを強化するわけでもなく大半は一般会計から穴埋めされるそうだから、誰の腹も痛まないって言う解釈なんだろうけれど、挙げ句のサンパチは制度そのものの見直しになって行くみたいですよ。
 責任取る人がいないから仕方ないと言えば仕方ないですが、はたして「ご利用は計画的に」程度の話で済ませて良い事なんでしょうか?
 奨学金制度は親の年収などを審査して無利子もしくは有利子でお金を貸す仕組みで申し込みは年々増えてるですよ。利用者は昨年度末で約114万人。貸出総額は4兆7243億円。これを卒業後20年内で返済するように義務付けているですが、この7年間期限が来ても返済しない人たちが増えてしまって滞納額も倍増してるです。
 この2年間では、有利子の奨学金で約170億円、無利子で約30億円がさらに滞っていて200億円も増えてるです。・・・踏み倒すんだったら有利子も無利子も無いですが由々しき事態ですよ。
 場合によっては、「年3%」と定めている貸出金利の上限を撤廃して民間委託も検討してるって言うですよ。だけど財務省とか文部科学省がやると、委託業者にそれぞれの省庁のシステムを押しつけてるですから中身は変わり映えしないですよ。ましてや文科省の場合は独立行政法人に委ねている貸出金の回収についてを民間委託しようとしてるです。ややこしい所だけの民間委託ですね。
 どっちにしても学びたいのに学べないようじゃいけないし、学問を志した者が税金を踏み倒しまくるのもいかがな者ですから工夫をしなくちゃいかんですね。
 ただ、簡単に返済額相当を稼ぎ出せるケースが少なくなってるんじゃ無いですかね。一生懸命お金とコストをかけて勉強して実践じゃすぐにも役には立たないし、仕事ができても簡単に所得には結びつけれない経済環境でもあるとしたら、誰が責任とるですかね。それでも政府ではなくって、国民が責任を取って税金で穴埋めするのですかね。



atsu-papaの投稿(11:38:00-2007-09-19) - カテゴリ: Main

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