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お茶濁しの決着

 つい20日だったですか、自ら裁定を下した福田首相が今日の朝の閣議で独立行政法人の整理合理化計画を決定した。これで一連の茶番は決着ですよ。こういっちゃ何ですが、渡辺喜美行政改革担当相がにしてみれば良いように踊らされたって感じです。
 独立行政法人は今回の廃止・民営化、統合で102から86になるって言うですが、建前は廃止・民営化とはいえ廃止は移管と大差がないし、民営化は親方日の丸の民営化でそれ相応の資金源が確保されてるですよ。況や統合となると名前をくつけて別称に変えると言う手の込みよう。
 それに、横断的改革と個別の改革の推進の結果、独立行政法人への財政支出が約1500億円削減される事にはなってるですが、違うルートができてはいないですか。
 PAPAにしてみると首相が行政改革推進本部で「独立行政法人に対する信頼を取り戻すため、各閣僚は国民の立場に立った成果を上げるよう改革に取り組んでほしい」って挨拶するあたりがどうも違う響きに聞こえるですよ。独立行政法人の中でもゾンビ中のゾンビとしか言いようのない都市再生機構と住宅金融支援機構がしっかり生き残って今後の特殊会社化の課程でその真骨頂を見せようとしてるですよ。
 随意契約から一般競争入札に変えて、遊休資産の売却を売却して、29事業で新たに官民競争入札を導入したとしても、これまで失った物を取り返せるすべはないですよ。それこそ、失ってきた物はC型肝炎訴訟の適当きわまりない補償類推額の沙汰ではない天文学的な数字です。抜本的な改革が必要なのにどうもお茶を濁してごまかされてるみたいですよ。
 この公を食い物にする人たちは日本の歴史には欠かせないですね。いつの世も同じような物かも知れないですが、戦後が官僚の天下だとしたら、少し長すぎはしないでしょうかね。昔は公僕ととされていた地方公務員の皆さんもご近所さんを鼻で笑って見下せるご時世ですが、その裏側で働く場所も機会も与えられず、よしんばあっても薄給で、さらに生活保障も受けられず憲法25条に抵触しかねない環境の方だって少なくないのが実情ですよ。
 何をもって健康で文化的なのかって事はPAPAにも定かではない部分があるですが、PAPAはお茶を濁してごまかして甘い汁吸ってきた分をここへ廻せって思うです。国だろうが地方だろうが公は公ですよ。何もばらまけと言っているのではなくって、まさに環境整備です。地球環境だけじゃなくって人間が人間らしく生きられる社会環境の整備が必要ですよ。そのための職員の増員とか民間からの登用、環境整備事業の委託費用や・・・だからちょっと違うですよ。そこを議論するのが議員さんだと思うですが、この人達にも付録がぶら下がりすぎてるですかね。

atsu-papaの投稿(13:33:00-2007-12-24) - カテゴリ: Main

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