atsu-papa

大は必ずしも小をを兼ねないはず・・・

 阪急百貨店が伊勢丹との業務提携を解消したですね。表向きは互いにノウハウの蓄積が進んで提携の役割を終えたって事らしいですが、伊勢丹みたいにどことでも経営統合を進めたら結局内輪で競合関係が発生するです。
 一応は阪急百貨店も阪神百貨店と経営統合したですが、その一方で6年前に阪急大阪うめだ本店の近くに新店を開業した三越も伊勢丹と経営統合する訳ですから完全に競合するですよ。
 伊勢丹の場合は元々が首都圏を地盤としてきたですが、全国店との対抗上、地方百貨店との提携はどんどん進めてきたです。PAPAの住む福岡も老舗の岩田屋が名前だけ残して中身は伊勢丹ですが、今回の三越との統合では福岡三越と岩田屋がこのあとどんなになっちゃうのかなぁって思うくらい隣接してるですよ。衣料品での共同開発とか中元、歳暮商品の共同調達なんかしてもあんまり意味がないように思うですよ。
 今回の阪急百貨店の伊勢丹との提携解消はひょっとするとそれなりの引き金になるかもですよ。
 業務提携と言えば銀行もそうですよ。今の銀行の名前聞いても以前はどことどこだったかがそろそろ浮かばなくなってきたです。PAPAの場合ATMもネットバンクなので24時間コンビニでの出し入れが無料って言うのは当たり前ですから今更、営業時間中に銀行の支店に行ってなんて事考えないですが、PAPAみたいなタイプもきっと今後は増えるんじゃないですか。ゆうちょ銀行にしたっていずれは銀行・信用金庫との戦いじゃなくってコンビニとの戦いになるですよ。
 ワンストップって言う話で言うと、今後はAeonとかYoumeTownみたいな郊外型ショッピングモールとコンビニがくっついたらへたな既存の銀行やら百貨店のグループよりも発展性があるかもですが、ここもこれまでの統合の経緯があるですから古傷が痛むのかも知れないですね。
 今の時代は中小で力が無ければたたきつぶされる時代で少なからず大同団結して生き残りを図らなきゃ仕方がないのかも知れないです。人口が減っていくぶん間違いなく購買力も減るです。働く人も減るですが付加価値の高い商品を開発する手間は変わらないですから時代としての閉塞感は感じずに過ごすことは少ないですよ。ナンバーワン企業になるにはグローバルな視点が必要でその競争率はとても過激、だけどその町の八百屋さんや魚屋さん、肉屋さん、その町の色んな事業所があって人が集まって、町が形成されるのを考えると、企業として大きくなることばかりが事業の目的ではないですからその町のオンリーワン、その地域のオンリーワンの事業をしたところが生き残るはずなんですよ。
 だけど、そんなオンリーワンになりうる企業が時代の波に飲み込まれて行くですから閉塞感が漂うです。

atsu-papaの投稿(06:43:00-2007-12-26) - カテゴリ: Main

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