atsu-papa

　昨日の話に関連してですが、経済産業省の北畑隆生事務次官が1月25日に行った経済産業調査会主催の講演で、インターネットで短期的に株売買を繰り返すデイトレーダーや投資ファンドについて「最も堕落した株主」「バカで浮気で無責任」などと発言たらしいですね。公職でその関連部署に着く者が特定の方に対して評価を下した例ですよ。事実関係ではなくって個人の評価ですが、このご本人は2月7日の定例会見で弁明したうえ、経済産業省は経産省でホームページで次官の講演録を掲載して「次官の真意はこれを読んでもらえればわかります」と取り繕ってるです。
　この人、自粛するとしたら何を自粛するですかね。
　言ってることをまとめるとブルドックソースで騒ぎになった米投資ファンドのスティール・パートナーを引き合いにして経営者を脅す悪い株主と断定したり、競輪場や競馬場に行っていた人がパソコンを使って証券市場に来ただけのデイトレーダーは最も堕落した株主で馬鹿で浮気で無責任なので議決権を与える必要はないって言ってるですよ。
　本当にこのままのさばらしたままで良いですかね。こんな事を唯の戯れ言で聞き流して、「羊水腐る」に目くじら立てるとしたらもはや法治国家じゃないですよ。
　25歳の歌手がセンスの悪い冗談オンエアーされた途端に仕事干されて、その周りの方々まで処分されて、1日に約2500万円近く動く人ですから少なからず経済波及効果で言うならば景気に悪影響って所ですよ。
　ところが、いやしくも経済産業省の事務次官が肩書きつけたまま外郭団体の講演で公開株式市場の株主を特定してコケにしても聞き流されるんじゃあ、役人だったらなんでも有りでおとがめ無しって事になると思うですが、変じゃないですかね。
　話はよくよく聞いてみないと判らない物ですが、元親方逮捕で賑やかな角界の師弟関係について3日の早朝に元衆議院議員の旭道山和泰氏と錣山親方である寺尾常史氏、タレントでスポーツコメンテーターの舞の海秀平氏が対談してたです。角界の部屋の中での徒弟制の中での経験談と人を育てる上での愛情、角界に対する熱い思いをつぶさに感じることができる対談で、涙出たですよ。お三方とも小兵力士で苦労したですが、素晴らしい生き様です。
　それでもしばらくは日本相撲協会が火だるまになるような叩かれ方をするんじゃないですかね。これをマスコミの扇動と言わずして何というですか？