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大東亜共栄圏

 つい先日もケニア沖で日本人船長が乗った中国船籍の漁船が海賊に襲われて乗組員が人質になったりしたですが、アフリカの特にソマリア沖では今年になって既に94件も海賊どもが大暴れして問題になってるです。
 日本で海賊って言うとせいぜい映画に出てくるジョニー・デップを思い浮かべるのが関の山で、特殊な存在に考えがちですが、東シナ海からインド洋にかけても海賊は頻発してるです。亡命目的の難民ボートを誰も拾わないのは、万一海賊の手先だったら我が身が危ないからですよ。実際に不審船が近づいたりしたら、武器を構えて避行するのが洋上の常識です。
 米国は衛生から漁船や貨物船を見張ってあげたりするですが、見張ってる前で襲われちゃったら「はい、それまでよ」って事でもあるです。ならばという事で、インド洋での給油活動に続く国際貢献をアピールする狙いもあって海上自衛隊を派遣しましょうかって話があるです。所が派遣の根拠法を何に求めるかって事と、武器使用についての問題がかなりのハードルになってるですよ。
 実際に日本船が標的になったり、日本人が身代金目的の人質にとられたりしてるですから、「日本人の生命、財産が脅かされている。」と言えば言えなくはないです。実際に数十カ国が既に警戒活動を展開してるですから、外務省なんかはむしろメンツの問題だったりするでしょうが、もし、海自を派遣すればそりゃぁ、日本の株は上がるですよ。あくまで日本の株、株価じゃないですよ。
 だから、派遣の根拠法を無理矢理こしらえるです。とりあえずは自衛隊法82条を根拠に海上警備行動を根拠にしようとしてるです。 もっともそうですが、過去には領海侵犯で2回ほど発動があっただけです。遠洋での長期の活動に対しては若干の無理もあるそうですが、この際その解釈で行かざるを得ないじゃないですかね。
 それがだめなら例によって特別措置法に頼るしかないですよ。特措法なら期限を決めてどんなにでもなるです。伝家の宝刀です。
 もう一つの武器の使用はちょっとややこしいです。何しろ憲法で海外での武力行使は禁じられてるです。プロレスラーじゃないですから、やられるだけやられて一気に逆転なんて言う話はないですよ。何しろ海賊どももそれなりにハイテク武装してるです。ロケット砲なんかぶち込まれたら大変な事になるですが、相も変わらず正当防衛や緊急避難の範囲でしか器使用はできないかもです。実際、どこから海賊になるのかも微妙な話ですよ。
 平和のための国際協力も、日本は財布とあごだけにしておいた方が無難なのですかね。だったらせめて、財布の中身とのらりくらりの変わり身を維持しなきゃです。そのために米国の金融危機に巻き込まれないような適度な距離を保ちつつ、虎の威を借りるための仲良しの協調も必要です。来年からはオバマさんに取り入るんでしょうね。
 何も武力行使できる国になりましょうとは思ってもいないですが、もっと、主権国家としての威信もてないものですかね。PAPAは新大東亜共栄圏を模索する時代だと思うですがね。その共有の利益のための海上警備行動を遠洋で行うについては憲法に基づく国権も国際法に譲るべき場面が必要になるんじゃないですかね。

atsu-papaの投稿(17:39:41-2008-11-25) - カテゴリ: Main

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