atsu-papa

情報操作

JALの西松遥社長が記者会見で自身の年収を960万円にすると言う話をしたら、「社長の給料が960万円。」ばっかりをニュースで繰り返し流すです。飛行機乗るときに社長の給料の額は関係ないですよ。社長がいくら貰うかはどうも無用な話だと思うのですが、つまり、あれは社内向けのアピールで、社員の諸君に「退路を断ち全力を尽くせ」って事を浸透させたかった上での発言ですから。
 その上1年たっても株主配当できなかったら辞任するっていうからご自身の逃げ道はしっかり作っちゃった。株主配当できなかったら身銭を切ってでも・・・って言った訳じゃないからニュースソースとしてそれほど大騒ぎする話じゃないですよ。
 かつてクライスラーが瀕死の状態で起死回生をかけたリー・アイアコッカは年俸1ドルだったですよ。1ドルと960万円はどっちがどれくらい多いか考えてみるです。
 どうも今時の報道は縦横斜めから観察した上で、表面が変わらないように中身をゆがめて伝える傾向にあるです。
 ただ、柳沢厚労相の「2人の子供を持ちたいという若者が健全」発言はいただけないですよ。これって「健全な精神は健全な肉体に宿る」って言うのと一緒で、かれこれ40年前には運動会の開会式で非常に頻繁に校長先生の口から耳にしていたのですが、今時こんな引用したら校長先生がまたまた自殺しなきゃいけなくなるです。
 「統計でこのようなデータがあります。少子化問題、人口減少を食い止めると言う観点からは好ましい。」位にとどめておかなきゃいけなかった。
 肝心な補正予算審議の時に寝たふりしてた野党も、「しめしめ」って起きあがってくるですよ。またまた、無用な論戦始まるですよ。全くもう生活感無い話です。
 筋書き通りならば統一地方選前に内閣改造をしてお題目的な「第2次安倍内閣への期待感」を煽りたいんだろうけれど、首相の人気も沈みつつあるですからどうも具合が悪い。苦し紛れに「大切な隣国ロシアとねばり強く話し合う。」って挨拶したら、北方領土返還に前向きな意欲って事になっちゃった。ねばり強く話してもVISAなし渡航くらいまでしか話が進まないですよ。だって、3世代目のロシア人達はそこで生まれてそこで生きてて、んじゃロシア人達もろともロシアから買い取るですか?北方領土の返還はPAPAは肯定派だから、現実的なことを考えるです。実際に行きもしないで協賛を求めるエセ右翼何ぞとは一線を画すです。
 「言った言葉」と「意図する意味」と「おもしろければそれでよい報道の曲解」。情報操作とはこういうことを言うですよ。

atsu-papaの投稿(00:35:00-2007-02-08) - カテゴリ: Main

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