atsu-papa

言葉以上に意義あり

 菅義偉総務大臣が衆院予算委員会であるある問題から「(捏造などの)再発防止策として、新たな法改正が必要ではないかと考えている」などと言ったんだって。要するに放送法に違反事業者を行政処分できるように電波法なんかを改正しましょうかって事らしいですよ。
 発想が独断的で、よくもまぁ総務大臣やってますねって話です。柳沢厚労相の発言以上に閣僚にあるまじき失言です。
 今のところ放送法に違反した場合は文書や口頭による厳重注意、警告などの行政指導しかできないのを、電波法で一定時間の放送を差し止める「電波停止」や「無線局免許の取り消し」なんかができるようにしましょうって事らしいですよ。現実問題として言論・表現の自由を奪う話でとても現職閣僚が公の場で口にできる話ではないですよ。冗談ではないです。特にできの悪い関西テレビの経営陣の対応を放送業界全体に当てはめては本末転倒の話で、どこからそんな話になるのかが理解できない。恐ろしい人間にバッチつけさせてるのは神奈川県民ですよ。
 あるあるの波紋はTBSにも飛び火してるけど、いわゆる一部のバラエティ系の番組作ってる人たちの価値観やら発想が下衆なだけで、放送業界全部が関西テレビみたいなことはないと思うですよ。PAPAは地方局、特にラジオに携わってる人たちに知人が多いけど立派な人たくさんいるです。ただ、メディアとしてのマスコミュニケーションの中では民放である以上コマーシャルベースは脱却できないわけだから自律・自浄ができないようだったら自ら腹掻っ捌いて放送を断念するべきだと思うです。さもなきゃ、スガ大臣の見たいな強権者が次々に湧いてくるですよ。

atsu-papaの投稿(23:11:00-2007-02-10) - カテゴリ: Main

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