atsu-papa

製造者責任はどこまで?

 パロマが問題になったすぐなのに今度はリンナイですね。業界トップ2がこうなっちゃったからエコキュート、オール電化にしましょうかって話なんだけど、あれって自動点火停止装置が付く前の機種なんですよ。
 確かに、メーカーとして自動点火停止装置をつけたって事はそれ以前の機種に問題があったって事で、そこに改良を加えたからにはその辺を公表して、旧機種ユーザーに注意を喚起するのはもらるの問題だと思うですが、PAPAが子供の頃にガス給湯が普及してきた頃は換気するのは当たり前で、着火しそびれると爆発するのが普通だったですよ。そのせいで自動消化装置が付いた。当然爆発やら一酸化炭素中毒の防止策ですよ。それが、今回の事故の原因だったです。被害者の方には申し訳ない表現だけど、あらゆる製造業のリスクヘッジに関わる話になってくるです。
 もちろん製造者責任法いわゆるPL法があるのだからメーカーは良識を以てユーザーに対する最大の安全性と利便性を提供するべきだし、ましてやガスの話だから微妙な部分があるんだけれど、自動消化機能が働いても何度も点火を続けたとか換気を全くせずに使用したって言う場合にどこまで製造者責任が問われるのかなって部分には注目するです。
 「写ルンです」を自分で解体してコンデンサーで感電した人がいたから、「感電するから分解しないで」って言う表示がされた時にこれって変だと思ったですよ。そのままカメラやさんにって書いた上での話ですから。要するに、取説に使用法を書いててもそれを読んでないユーザーが取説に反した使い方をした場合に過失がないって言う話にすり替えられるのは何か違うような気がするです。
 メーカーの責任がないって言う話ではないです。良識の範囲で最大限の努力はするべきですよ。メーカーにも過失責任を問うべき場合もあるです。
 激安量販店の激安商品だから、多少安かろう悪かろうが仕方ないけれど、大手メーカーだから機種変更前の仕様についてリコールや回収をするということになると大変ですよ。もちろん注意喚起や買い換えのお奨めはした方が良かったと思うですが。今後の動きが気になる事故だったです。まさか、被害者がどんどんさかのぼって増えたりしないですよね。

atsu-papaの投稿(10:57:00-2007-02-11) - カテゴリ: Main

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