atsu-papa

割り勘負け

 6ヶ国協議の北朝鮮の核排除の初期段階措置の範囲と、その見返りとなるエネルギー支援の規模などがほぼ合意に達したみたいですよ。ただ5カ国による「均等分担原則」は、まぁ仕方ないけど実際に北朝鮮の動きが気になるところです。
 報道では非核化を強調してるけれど元々はロシアの核融合技術を持ち込んでエネルギー確保を狙ったものが今の核兵器開発に至った経緯があるのだから、エネルギー確保の各技術は手放さないんじゃないの?要するに初期段階措置の範囲って言う表現は、遠い遠い非核化の最初の第一歩というよりは核兵器開発延期の準備ができた程度に過ぎないですよ。
 米朝の事前協議も核問題以外の話がかなり出されてある程度の協調が取れてるのに対して日本の拉致問題をはじめとする領海侵犯、不法入国、為替法違反ありとあらゆる話は土俵にさえ乗っていない。何とか土俵には乗せた段階で基本合意を見たかったのだけど、米の寝技に裏を掻かれた感じで今更日本だけが「つんぼ桟敷」におかれてるのを協調して合意に難色を示してもどうも歩方が悪いです。
 佐々江局長にしてみればテーブルについて肩を並べた以上は「均等分担原則」はむしろ名誉な話なのかもしれないけれど、なんか損してる感じがするです。
 韓国の太陽政策自体はPAPAはそれなりに評価できると思うし、同じ民族の悲しい歴史からも自然なことなんだけど、時を同じくして中国入りした金正男氏(マカオノマサオ=ジョンいる君の長男)の醜い太り方見てると、少なくともジョンいる君一族には通じないかもしれないです。
 見返りで確保した重油や電力だってどう使われるやらだけど、少なくともミリ単位なりミクロン単位なりでも前進をすることには意義あるわけだから、割り負けしないように担当の役人や閣僚の方々に努力していただくしかないです。
 全員に割り得感があるわけないし、全員が割り負けしてるくらいで初めて公平なのだとPAPAは思っているのだけど、見返り要求する北朝鮮はもちろん同胞韓国も議長国の中国にしても、米国もかかわりの強いロシアにしてもそれぞれの国の思惑はそれなりに成就されてる割に、何で日本だけは無償の奉仕に感じてしまうのでしょう?

atsu-papaの投稿(10:32:00-2007-02-13) - カテゴリ: Main

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