atsu-papa

ドラマチック

 トヨタが大規模リコールをせざるをえなかった点では、ある意味世界一の慢心があったのかもしれないですが、豊田章男社長が米国、中国など各国を回って対応したフットワークは、さすがだと感心したです。
 米国議会での公聴会は終わったですが、間違いなく多勢に無勢で守勢に回って陳謝するしかなかったです。特に南イリノイ大学のギルバート教授が、議会の公聴会でETCSの誤動作の実験を証拠として出したりするですから、豊田章男社長の心中は推して測るにあまりあるです。
 だけどこのギルバート教授って、ちょっと怪しいです。トヨタ叩きも、何か米国らしい政治的意図を感じるではないですか。
 実際に米スタンフォード大学のゲルデス教授らが検証をしたらトヨタのETCSだけではなく他社の電子制御機器でも急加速を起こす状況そうじゃないですか。さらに、その状況を再現するにはかなり無理がある配線の組み替えも必要なんだそうですよ。
 ちょうど、その公開実験をしてる頃、同じカリフォルニア州のサンディエゴでブレーキが効かなくなったプリウスをパトカーが併走して止めるという事故が起きたです。全く、絵に描いたようなグッドタイミング。
 まるでドラマ「24」並のグッドタイミング、グッドジョブです。
 一企業の窮地でしかないですから、日本が国を挙げてどうするという話にはならないですが、それでも米国でのトヨタシェアは1月が14%で、リコール後の2月でも12%だそうです。
 リコールしたって事はトヨタ側もいささかの後ろめたさがあるとは思うですが、裏で策を弄している奴がどうも良そうですから、是非ともそいつを暴き出して欲しいものです。
 それこそ、ジャックバウアーに探して貰わなきゃいけないくらい根が深いかもしれないです。


atsu-papaの投稿(10:26:51-2010-03-10) - カテゴリ: 時事に思うこと

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