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世界ランキング

 毎年恒例フォーチュンの2012年版世界企業500社番付が出たですよ。いつも思うのですが、これってフォーチュンだから盛り上がるですが、同じ様なランキングはダイヤモンド社でたびたびやってるのですが、どうも評価の根拠が微妙なのでしょうね。盛り上がりはないです。
 当たり前ですが、米国が1番で132社です。2位が73社で中国、3位が68社で日本です。
 途端に「中国に負けた」がキーワードになるですよ。言っては何ですが、これって単純に昨年度の売上高から比較してるのですが、今やギリシャやスペイン、イタリアのおかげ?で金融緩和の真っ最中。今年は中国企業から一層の成り上がりが出てくるですよ。
 それに比べれば復興景気で若干上向き傾向にはあっても、しっかりデフレスパイラルを抜けきっていない日本がどうやって売上上げるですか?単純に足下の悪い国内を切り捨てて、外国に出て行くわけにはいかないのですよ。
 中国も足下はと言うと、これまでは闇人口が支えてきた中国人労働者の賃金はそろそろ上昇傾向になっておりそれが地方にも波及し始めたです。物価上昇以上に格差が広がっているですから前出の成り上がり上昇企業の破綻も近づいているのです。何より巻き沿いにならないように気をつけた方が良いのかもですよ。
 相変わらすトップのロイヤル・ダッチ・シェル、2位のエクソンモービルから5位の中国石油化工までのベスト5のうちの4社が化石燃料系企業で、再生可能エネルギーなんか遠い遠い先の話なのが良く解るです。
 売上が多いと言う事は、サービスであれ信用であれ、確かに需要に対する供給を行ったと言う指標ではあるですが、PAPAは必ずしも売上ランキングが企業の評価には連動しないと思うのですよ。
 日本的な情緒なのでしょうが、雇用の人数や外注取引先の数と量は経済を支える重要なファクターです。悪く言えば昔の護送船団を思い浮かべるのかもしれないですが、多くの人が生活をする上で雇用機会は重要なのですよ。地球の人口は70億人を超えて未だ増えているです。人口増加に伴う水食糧の問題は別の機会においといて、少なからず労働機会を創造しない限り円滑な経済はあり得ないです。格差是正は政治家の仕事、人を活かすのが経済人の仕事です。
 そう思えば製造業トップのトヨタ自動車が10位に入ったのは誇らしい事なのかもですよ。
 今回4位に転落したウォルマートですが、福岡では西友もサニーも相変わらず価格競争にまっしぐら。生活者としてはありがたいのですが、農産品や水産品など生産技術に革新を起こす事が困難な業種の事業家にしてみれば、ただの「叩き屋」です。レジ袋辞退すると2円引いてくれる事に迎合しいているPAPAはちょっぴり情けないですよ。

atsu-papaの投稿(19:10:00-2012-07-10) - カテゴリ: 時事に思うこと

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