atsu-papa

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 一昨日のヨルダン戦で負けちゃったサッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が選手や一緒に搭乗したサポーターに「W杯を決められなかったのは自分の責任」って謝ったそうですよ。
 謝罪ととるか試合の感想ととるかは記者の主観なのだろうけれど、“敗軍の将兵を語らず”です。全く日本人の鑑のようなイタリア人です。
 今時の日本人ときた日には自己主張ばっかりが前に出て、木鶏とはほど遠いのです。失敗すればできない理由、できなかった理由を驚くほどあげつらうし、おしまいにはこじつけまがいの責任回避をはかるです。上手く行ったら行ったで必要以上に有頂天になる。
 その点、このイタリア人は大したものだと思うです。少なからずオシムの後を継いでからは好成績を続けているし、選手の層も厚くなってきたです。日本人ならばそこん所をあげつらって、「6月4日には頑張ります。」ってごまかすですが、「決められなかったのは自分の責任」と言い放つです。頭の悪い記者がいたらここで「その責任はどう取るか?」などとふざけた質問をするのです。
 そういえば女子柔道の監督に就任した南條充寿氏も、疑惑の最中の監督就任後の取材に「代表選考を明文化」なんかを語っているですが、仕組みの改革の問題ではないと思うのですよ。リーダーの姿勢の問題です。よほどの過失がない限りスポーツで国を背負って戦ってくれる人たちを責める事はないです。ドーピングするとか不正を働けば別ですが、ゆる〜いサインで内川選手が刺されても山本監督やサムライJAPANを酷評する奴はむしろ非国民なのですよ。
 マスコミの中にそういうたぐいの方々が多くなってしまって、日本人の心まで煽ってしまったのではないですか。言論統制はけしからんのですが、馬鹿な言動は放って置けばよいのに、何にも考えずに同調する低レベルのマスコミ人が増えてしまった事はもっとけしからん事です。
 そういう意味でこのイタリア人には一本とられたです。

atsu-papaの投稿(21:57:00-2013-03-28) - カテゴリ: 時事に思うこと

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