atsu-papa

紐付きの再雇用考

　民主党の支持団体のなかで連合や自治労なんかの労働組合は相応に重要な核になっているですが、社会保険庁が日本年金機構にすり替えられる際に約1000人くらいが職にあぶれるらしいですが、このうち500人くらいは再就職先がないらしいです。
　そりゃぁ今までのお役所でのんびり過ごしてしっかり貰える職場はそうそうないですよ。当たり前の話で、欲の皮がつっぱらかった発想だと思うのですが、政権与党の民主党としては分限免職処分の結果、労組が集団訴訟を起こすかもしれないと言うことになるといささか穏やかではなくなるです。
　苦し紛れに一般公募による面接の結果でこの人たちを厚生労働省の2年間の期限付き非常勤職員として採用することになりそうですが、この不届きものの職員の皆様は一般公募に応じることにも不満もある。
　おまけにですよ再就職が決まっていない人たちのうち300人は懲戒処分歴まであるそうです。民間の感覚では考えられない話なのですが、労組が与党民主党の支持団体なわけだから、民間に置き換えると差し詰め株主の御姻戚関係者みたいなもんですか。
　本来は分限免職処分っていうのは退職金付きの会社都合による解雇ですよ。会社側による多少の配慮はしかるべき処置だとは思うのですが、集団訴訟になるかもしれないという威圧団体に迎合して年金記録をやりっ放しにしてきた人たちを敢えて厚生労働省の非常勤職員に雇うというのはいかがなものですか。おまけに非常勤とつくとお役所の場合は、事実上、会社にでなくっても金だけはもらうって意味になるのですからやっぱりおもしろくないですよ。
　今時、ハローワークで真剣に職探して、思ったほどの待遇ではない職場であっても一生懸命に働いている人たちがどれほどいることか。言っては何なのですが、職がないのではないのですよ。今まで楽してた人たちが満足できる環境の職場がないだけなのですよ。

atsu-papaの投稿(11:04:11-2009-11-22) - カテゴリ: 時事に思うこと

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