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日本の戦い方

　日本は物作り回帰を目指してるです。papaの世代は小学校の頃から、日本は資源が薄い国だから、加工貿易、つまり原料を輸入して製品をつくり、それを輸出して利ざやを稼いでいる国なのだと、教わってきたです。所が、豊かさを求める余り"豊か"になる前に、目がくらんじゃった。元々、"made in Japan"なんて安かろう悪かろうの代名詞だったのですよ。Honoluluの1$(\360)土産なんて全部"made in Japan"だった、所がこれさえ"China made"に席巻されてるです。こっちは安かろう危なかろうですよ。
　気がついたら自動車も家電品もアッセンブルされた製品では国際競争力さえ無くなってきたのかもです。
　テレビでPanaとSonyが組んだりしてるですが、SamsungやLGにはもう追いつけない。新たな商品の市場開拓はあっても、既存製品ではもはや戦えないです。結局は昔の日本は同じ事をやってここにたどり着いたですから、有機ELでテレビを作るのではなくってテレビ代わりにもなる何かを作らないと勝負にならないです。
　もっともそのSamsungやLGだって、じきに海爾集団（ハイアール）なんかの後発企業に脅かされる羽目になるですから、歴史は繰り返すですよ。
　NECとHitachiが組んだ中に三菱電機まで加わったエルピーダがマイクロン参加で再生を図ろうとしている最中、Hitachiと三菱電機が組んでNECが加わったルネサンスエレクトロニクスが大量解雇して再建を目指してるですが、半導体ももはやアッセンブル製品の仲間入りをしてるんじゃないですか。
　NECの工場の品質管理が良いからってLenovoの生産をNECが引き受ける時代です。コストが高くっても品質を優先する物だってあるのですよ。かくして、我々の国は新しい"made in Japan"を確立しなければならないのですよ。

atsu-papaの投稿(21:14:00-2012-05-23) - カテゴリ: 時事に思うこと

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