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「あぶない」の基準

　事故が連発しているオスプレイの配備について福田岩国市長も二井知事もいわゆる慎重論です。フロリダでの事故の調査結果が出ても、安全なんか確認できないですよ。それにフロリダで落ちたのはCV22で岩国で組み立てて普天間に持っていこうとしてるのはMV22です。成りはそっくりですが、使いようが異なるのですよ。
　このオスプレイのみならず軍用の航空機が安全なわけがないのは当たり前です。10万飛行時間あたりで2回程度しか落ちないのだそうですが、ちなみに一般の旅客機の10万飛行時間あたりの死亡事故率は0.07ですから、オスプレイの場合は他の軍用ヘリコプターよりは低いものの、一般航空機の20倍以上の事故率です。
　もっとも、大飯原子力発電所の再稼働を平気で進めた今の日本ですから、米国がオスプレイの配備を強行に主張するのも頷けるです。オスプレイが束になって掛かっても、原発のそのままの再稼働の危険度から比べたらかわいい物だし、オスプレイが普天間で事故を起こす確率よりも今配備しているCH46が落っこちる確率の方が高い事や、今後東シナ海から中国軍が沖縄を含む日本南方に侵略してくる確率の方が高いと言う事を考えると、闇雲に米国ばかりが無茶を言ってるとは言い難いです。
　果たして、原発を動かして後世まで遺恨を残すか、不便や大きな負担を強いてでも後世のために原発を排するか。オスプレイを黙認して沖縄の方々の不安を増長するか、あえて国を挙げて領土を守る他の策を練るか。本当に考えなければならない時だと思うです。
　「オスプレイの安全が確認されたら」なんて言う話は、「困らない程度にちょっとだけ核燃料を燃やしましょ」って言っているに過ぎないです。

atsu-papaの投稿(19:10:00-2012-07-02) - カテゴリ: 時事に思うこと

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