atsu-papa

　今日は日経平均株価が4年10カ月ぶりに1万円を割り込んだですよ。最も欧米株の急落に流された分の値下がりでそこそこ値を下げた後は買い戻しもあったですから、自動車、ハイテクなんかの輸出関連株を抱え込んでる人たちはともかく、不動産なんかの内需関連株はむしろそこそこの値をつけてるです。
　金曜日にワシントンで開かれるG7では米国発の金融危機の深刻化に歯止めを掛ける具体策を日米欧の協調路線で絞り込むですが、せっかく日銀がドルを支えようとしても、米国の方が下院で金融安定化法案を否決しちゃったりするですから現状認識や危機への対応についての温度差がありすぎるです。
　日本国内では今更米国の金融危機に金を出すくらいなら内需拡大に向けて中小企業への貸し渋りを解消するための金を使った方が賢明じゃないのっていう意見が出るです。至極ごもっともな意見ですよ。
　少なくとも日本はバブル崩壊という経験があるですし、その善後策は明らかに失敗だったですが、それなりの失敗経験を生かす事で知恵を働かす事も出来るとは思うのですが、なにしろ当の米国が選挙の方に頭がいっちゃってるですから、どうもやることが鈍いです。
　赤信号くらいだったらみんなで渡れば怖くないですが、踏切なんかはみんなで渡って轢かれちゃったらシャレになんない。
　もはや米国中心の世の中ではなくなりつつあるですから、日本国内向けのワクチンをちゃんと打ってからお付き合いを考えた方が良いかもですよ。