atsu-papa

　今日は一段と円が上がってるですよ。欧州も協調して金利を0.5％下げたですが、金融システムがそこそこしっかりしている日本が金利下げなかったのもあったですかね。円が高いということは日本の評価が高いってことにはなるですが、一方で日本の産業は原料仕入れて製品を輸出する加工貿易国ですから、電化製品だとか自動車だとかの基幹になる企業の輸出業績は業績見込みを下方修正しなきゃいけなくなるです。
　どうも、今の日本はこれ以下は無い金利で来ただけに下げようもないし、その一方で景気後退気運に驚愕してる欧州・豪州なんかは対ドルへの協調だけじゃなく金利下げるかもしれないです。
　ますます円高になる材料が揃うですが、輸出企業があまりに成績落ち込むと、すぐに雇用環境なんかに反映しかねない企業群だけに心配もあるですよ。
　だからですかね、平成２０年度補正予算案の成立の見通しがついた途端に、麻生首相は追加経済対策を打ち出してるです。
　確かに、補正予算案1.8兆は、自民党が選挙用にちら見せしてた3兆だの5兆だのからは程遠い感があるですから、この際、定額減税を含めた大判振る舞いは避けて通れない道なのかもですね。
　なかなか人気挽回できない自民党としては民主党の政策に反論するグループ作って、政策論をかわしてももはや通じないってことを肌で感じている方が大半です。
　この際、思い切った大判振る舞いで点数稼がなきゃって事です。もちろん赤字国債（子供たちへのツケ）も辞さないし、高速道路で赤字でてもどうせ国民の税金で埋めるんだからって話。
　それでも、この点数稼ぎ！早速の早速だから功を奏するかもです。まさに怪我の功名になるかもです。
　それにしても、民主党もテロ特措法を譲ってでも、早いところ選挙ができる環境にしたいみたいです。あんまりそんな所であせって譲りすぎると足元すくわれちゃうですよ。