Jump to navigation
atsu-papa
2013-10-02
窮猫、鼠を噛む?筋書きの解らない大波乱中
予算案を盾に共和党がオバマの推進する皆保険制度に抵抗しているです。もともと、皆保険制度を含む医療保険制度改革はオバマの大統領選挙公約であり、その公約のもとで大統領選挙に負けちゃった共和党なのですが、日本で言う”ねじれ状態”である米国下院での過半数を良い事に「江戸の敵を長崎で討つ」てな話です。大統領選挙でも、将来にわり予算を圧迫したとしても皆保険制度を設けるべきではないかという民意は明らかなのですよ。共和党も得る物がない戦いを挑んだ物です。
その結果、新年度入りした昨日から一部政府機関が閉鎖され、職員の一時帰休が始まったですが、よしんば予算が可決したとしても、手元資金残高の不足で債務不履行(デフォルト)がいつ起きてもおかしくない状態なのですよ。
日本も中国に次いで米国の国債を保有しており、米国の信用力失墜はかなり厄介な話になるですよ。解決策として約16兆7000億ドルの債務上限を引き上げて、さらに借入が起こせる状態にすると言うのですが、これって、日本が散々ケチを付けられた先送りです。とりあえず借金で財源を確保しても、財政が改善される要素は全くないですから、日本としては値のさがりつつある債権を、みすみす口に指くわえて見過ごしていく状態です。
これって集団的自衛権以上に直近の実害の話です。かといって、思いやり予算、不平等な日米地位協定、このうえに、媚びて債務を肩代わりするような話はないですから、もはや、「頑張れ〜!」って遠くから応援するしかないのです。いくら同盟国と言えども共倒れはできないです。
ただ、予算が可決せずに政府機関が閉鎖されたり、職員の一時帰休をした分、ほんの僅かデフォルトが引き延ばされているのかもです。日本でもそうですが、お役所っていうのは自ら稼ぐという事をしないですから、支払う業務を止めてしまえば、手元資金の延命はできると言う事になるですよ。
二大政党の米国でも、国の運営に対する責任はこの程度ですから、群雄割拠の日本の政党が国政をおもんばかる事などなくても仕方ないです。政争ゲームに明け暮れて、選挙の動向に一喜一憂して、支持団体の利益代表に終始するのが精一杯です。そう言う意味では地方分権を錦の御旗に政策を掲げた”大阪維新の会”は変わり種だったですからそれなりに存在感があったのですよ。
堺市長選で負けちゃったら、もはや賞味期限切れのごとき報道がされているですが、むしろ、あれはアベノミクスの腰を折らないために堺市民が気を遣ったのではないですか。その分、安倍首相も気を遣って消費税を上げない方法を模索はしていたようですが、結局は抜き差しならないのですよ。それこそ官僚の言うとおりの野田美彦前首相の置き土産です。
毒まんじゅうを食らった後の解毒策こそが安倍政権の命綱です。口から出任せのオリンピック誘致や苦し紛れの法人税減免ごときのその場しのぎでは先送りにさえならないです。幻の第4の矢はある意味興味津々、たのしみでもあるですよ。
2013-10-01
目の付け所の問題
文化交流にもスポーツ交流にも国粋主義を持ち込む国はかなり珍しいですが、何しろ長年かけて仮想敵国を仕立ててまで教育してきた国ですから、国民揚げて盲目的に国粋主義に陥るのもやむを得ない話です。
一人一人の韓国人は好感が持てる人が多いのですが、集団になるとこれが極端な国粋主義に陥るのは何故なのでしょう。集団になった途端にグローバリズムもなければ、日本にたいする隣国意識は雲散霧消するです。まるで、催眠術にかかった様な条件反射で"日本軍国主義"を唱える姿には感服するですよ。
朴槿惠は軍事政権の流れを汲むハンナラ党出身ですから、自らの軍国主義をしっかり背景に置いていて、日本を仮想敵にでも仕立てなければ、我が身から錆が出るのです。それだけに改憲論をぶつ安倍首相を”極右”と称して、「日本軍国主義が復活する」とまくし立てたり、米国人が”slave”と言う単語に過敏に反応すると知るや、従軍慰安婦を”性奴隷-sex slave-”と呼び代えてキャンペーンはったりと、仮想敵の捏造に一所懸命なのは、まぁそれなりに理解できるです。
そんな輩は日本にも沢山いたし、ドイツで言えば、ナチスのヒトラーはまさにその典型なのですが、日本ではこの手のムーブメントにアンチテーゼが浮上するのですよ。マスコミがどれほど煽って時の人を演出しても、若干のタイムラグがあったにせよ、良識が働く物なのですよ。
所が、朴槿惠がこだわる戦後レジームについて言えば、マッカーサーラインへの反論のために根拠なく作られた李承晩ラインをもとに占領した竹島の事も、中小企業の技術盗用の上で生産力を付けて奪った家電の国際市場のシェアの事も、数知れない韓国人や中国人による日本の文化財の盗難案件についても、いずれは総括しなければならな訝しげな問題なのですよ。しかし、その総括を急ぐために交流事業を盾にとるのは人の道に反するから、おおかたの日本人は良識を持って対応するですが、最近の韓国の国粋主義者は自分たちが企てた釜山オリンピック実現のために、2020東京オリンピックの阻止さえ企てかねない。中国の経済成長に便乗して世界に打って出た韓国の国策企業の繁栄にもそろそろかげりが出てきたからか、またまた、1965年に結ばれた日韓基本条約を反故にして日本に補償金や支援をたかろうとしているです。
上から目線で高飛車にたかろうとしているのですから、日本は明後日の方を向いていればよいと思うのですが、日本人はこんな時に毅然とできないのですよ。道義的に受け答えをしてしまう。
仏国のJAPAN expo2013に恥も外聞もなく日本人風情の韓国タレントを総動員した韓国のやる事です。金になるなら日本に対する二枚舌なんか朝飯前なのです。韓国の国民が韓流マスコミに扇動されて、盲目的に国粋主義に毒されていく現状がその後ろ盾ですから、韓国の国民がこの洗脳的国民感情が数十年後の両国関係におおきな障害を残す事に早く気付くべきなのですが、軍国主義政府の元ではそれもかなわない話です。
何しろ、伸身ユルチェンコ3回ひねりが “シライ/キム”と命名されたら「なぜ、シライが前なのか?」って、富士山が世界遺産ならば「キムチも世界遺産に登録されるべき。」軍国主義国家は目の付け所が違うのですよ。